2015年版の世界保健統計によれば日本人の平均寿命は男女平均84歳で第1位だった。中国人の平均寿命は経済成長とともに長くなってきているものの、男女平均75歳の第68位で、健康に長生きしたいと思う気持ちには国境はなく、中国の人びとは日本人がなぜ長寿なのか、その秘訣が気になるようだ。(イメージ写真提供:(C)Ion Chiosea/123RF.COM)

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 2015年版の世界保健統計によれば日本人の平均寿命は男女平均84歳で第1位だった。中国人の平均寿命は経済成長とともに長くなってきているものの、男女平均75歳の第68位で、健康に長生きしたいと思う気持ちには国境はなく、中国の人びとは日本人がなぜ長寿なのか、その秘訣が気になるようだ。

 中国メディアの捜狐はこのほど、「日本人はなぜ長生きなのか」と題する記事を掲載し、冒頭で「あなたはなぜ日本人が健康で長生きなのか考えたことはありますか?」と問いかけ、日本人の「生活習慣」に主眼を当てて紹介している。

 まず記事は食事に注目し、日本人が当たり前のように「新鮮な魚」や「海産物」を食べる習慣を称賛している。魚や海藻には人の健康づくりに役立つ栄養素が豊富に含まれているが、中国料理は基本的に油が多用され、近年は中国でも生活習慣病や肥満が問題となっている。また、内陸に行けば海がないため、海産物を目にする機会もぐんと減ってしまう。もちろん魚は食べられているが、川魚が多く、中国人が日本人の食生活に倣うのは非常に困難と言える。

 また、日本の衛生基準の高さも長寿につながっていると指摘。食品に対する残留農薬や添加物の量などが厳格に制限されていることも、長期的な健康づくりに役立っているとの見方だ。一方、1度でも中国を訪れたことのある方ならご存知だろうが、高い衛生基準を求められるはずのレストランでも十分に洗浄されていない食器を用いるなど、中国の衛生基準の低さはほとんどの日本人にとって受け入れ難いレベルにあるのが現状だ。

 注目に値するのは、記事が「緑茶を飲む習慣」が日本人の健康づくりに役立っていると報じた点だ。日本では健康のために烏龍茶などの中国茶が注目されているが、中国では逆に日本の緑茶が健康的だと注目されていることが分かる。

 日本人は世界的に見て長寿であり、これは長い年月をかけて築きあげられた生活習慣や食文化によるものと言えるだろう。しかし、時代が進むにつれて日本人の生活習慣は変化し続けており、生活習慣病も急増しているのが現実だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Ion Chiosea/123RF.COM)